h3 { font-size: 20px !important;/*文字のサイズ*/ background: #55A8DC;/*背景色*/ padding: .5em .7em;/*余白*/ color: #FFF; margin-bottom: 15px; }

ぶらぶら部ログ

QOL(生活の質)向上をテーマに色々なものを紹介・レビューします

ゲーム・PC関連のガジェット紹介ブログ

【サービスレビュー】TSUTAYA プレミアムを一ヶ月使ってみた感想

アマゾンのプライムビデオやネットフリックス、U-NEXTやHuluなどの動画配信サービスをビデオ・オン・デマンド(VOD)と呼びます。

その中で今回はTSUTAYAの運営する「TSUTAYA TV」を含む「TSUTAYA プレミアム」について30日の試用期間を利用してみた感想です。

 

月額税込み1,100円の当サービス、結論から申しますとオススメはできません。

オススメできない理由や、活用方法についてなどを紹介したいと思います。

 

 

 

 サービス概要

 

TSUTAYAプレミアムは2017年10月よりはじまりました。

レンタルショップや本屋として有名なTSUTAYAや蔦屋書店を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の子会社、カルチュア・エンタテインメント株式会社のサービスです。

2008年6月より運用していた動画配信サービスTSUTAYA TVに、店頭での借り放題サービスなどを融合させた総合サービスです。

 

ちなみにネットで注文してDVD/BDが宅配レンタルができるTSUTAYA DISCASとは異なります。

 

 サービス内容

 

TSUTAYAプレミアムで利用できるサービスは大きく3つあります

 

  • 旧作BD・DVD借り放題

店舗による違いが強く出るのはここでしょう。

一度に借りられる本数は店舗によって違いがありますが、基本的には5本が普通のようです。(多い場所では10本借りられる場合もあります)

例えばアニメやドラマなど、一気に観たいタイトルを5本まとめて借りて、観終わったらそれを返却すればまた新たに5本を借りることができます。

定数以上の旧作レンタルの場合は通常料金がかかりますので、最寄りの店舗やよく行く店舗(以下、最寄り店)で何本まで無料レンタルが可能なのかは確認しておきましょう。

 

さらにもうひとつ特徴的なのが、返却期限が存在しないことです。

通常は旧作といえど7泊8日が限度ですが、TSUTAYAプレミアムの借り放題サービスを使うとたとえ1か月間借りていたとしても延滞料金がかかりません。

ただし、解約する際にはこのサービスで借りている全てのレンタル作品を返却する必要があるのでご注意ください。

 

  • 新作・準新作BD・DVDの割引き

リリースされたばかりの新作を、通常の半額でレンタルできたりします。

ただし、このサービスを行っていない店舗もあるようなので、最寄り店で利用できるかどうかを確認しましょう。

 

  • 専用配信サービスTSUTAYA TVでの動画見放題

一番恩恵の大きいサービスといっても過言ではないでしょう。

Huluやネットフリックスと同じように、ネットで動画が観られるVODサービスのTSUTAYA TV(単体月額1,026円)が付いてきます。

 

ほかには…

他の店舗で借りたDVD/BDを別の店舗で返却することもできます。

またテーマパークやホテル、飲食店で利用できるクーポンがもらえるクラブオフサービスも行っています。

 

 メリット

すぐにレンタルしてきて観られる

郵送レンタルサービスだと最短でも翌日配達なのでいちいち待たなければなりませんが、最寄り店まで行けばいつでも利用できるのは強みと言えるでしょう。

最近のVODサービスにはないような、マニアックな作品も店舗になら置いてあるということもあります。

 

新作が格安

HD画質作品のレンタルの相場は400円~500円です。SD画質なら300~400円程度。

TSUTAYAの店舗でも400円前後しますが、TSUTAYAプレミアムに加入していれば半額になるので今日リリースされたばかりの新作ブルーレイが200円で借りられたりと、格安で利用することができます。

 

ネットに疎くても大丈夫

VODというとどうしてもすべてネットで申し込んだりという手続きが必要で難しい印象がありますが、 TSUTAYAには店舗があってそこで借りることになるので、申し込みからレジ通し、解約まで全て店員さんを介して助けてもらうことが可能です。

わからないことがすぐに対面で聞けるというのはネット音痴の方にはとてもありがたいことではないでしょうか。

 

 デメリット

一度にレンタルできる枚数が少ない

10枚借りられる店舗もあるようですが、ほとんどの店舗が5枚までです。

海外ドラマや2クールアニメなら12枚程度、1クールアニメでも6枚程度が多いので一気見には少し足りません。

せめて10枚が標準であったならまだよかったかなと思います。

 

サービスがわかりづらい

今回紹介しているサービスはTSUTAYAプレミアムですが、その中にTSUTAYA TVが含まれていて、別サービスのTSUTAYA DISCASにもTSUTAYA TVが含まれています。

検索した時に欲しい情報を見つけるだけでも一苦労です。

また、店舗によって受けられるサービスも異なるうえに、店舗のホームページを見てもサービス内容が正確に書かれていません。

サービス内容を把握するためには店舗まで足を運ぶ必要があります。

 

旧作が少ない

ここは店舗によって違うと思いますが、以前までのTSUTAYAではリリースから3か月間が新作で半年くらいまでが準新作、その後旧作となりわりとすぐに旧作落ちしていました。

旧作になった作品の在庫も豊富で、色々な作品があって選ぶ楽しみがありました。

しかしこのTSUTAYAプレミアムが開始されてから準新作の期間が伸びて、リリースから1年間は準新作扱いでいつまでも借り放題対象になりません。

更にレンタル落ちDVDの中古販売で旧作自体の在庫が著しく減っており「旧作」というものが少なくなっています。

 

そもそも作品がない

借り放題サービスの弊害とも呼べる部分です。

これまでメリットだと思われていた「借り放題」というサービス、返却期限がなく延滞料金を払う必要がない、それらはデメリットにもなりえます。

返却期限がないということは誰かがレンタルしたものはいつ戻ってくるのかわからないのです。

通常は一週間もすれば店舗へ返却されますし、わざわざ同じ作品を続けて借りていく人はまれなのである程度の回転性があります。

しかし、いつまでも借りていられるこのサービスによっていつまでも店舗に戻ってこない作品というものが出てきます。

実際、私がTSUTAYAプレミアムを利用していた一か月間、ずっとレンタルされていた作品がいくつかありました。

新作のように複数の在庫がある作品であればさほど問題にはなりませんが、旧作のように店舗に1本しか置いていないものとなると致命的です。

 

TSUTAYA TVはいらない

TSUTAYAプレミアムに加入するとついてくるTSUTAYA TVですがこれがまた微妙なVODで、ラインナップが少なく(1万本以上)、画質はSD画質しかなく(DVDと同じ)、料金は高い(税込み1,026円)というメリットを挙げる方が難しいサービスとなっています。

中国や韓国ドラマは充実しているようですが、私はそれらを全く観ないのでうまみはありませんでした。

借り放題のオマケについてくるサービスとしては悪くはありませんが、通常1,026円するサービスを1,100円のサービスの中に入れてくるというのは、これがなければどれほど安くできるのだろうと考えてしまって余計としか言いようがありません。

クラブオフサービスも同じです。

 

 おわりに

家から店舗が近かったり通勤通学で通る場所にあったりする人は、回転率を上げてたくさん借りればお得かもしれません。

 

しかし家にネット環境がある人にとっては、ほかのVODを使った方が安くたくさんの新作映画を観られるので、このままではTSUTAYA TVには未来が見えません。

Disney+のように最近できたばかりだから作品数が少ないとかいうわけではなく、結構息の長いサービスのはずなのにこの状態なので、今後大きくリメイクされない限りTSUTAYA TVはこのままなので、いっそTSUTAYA TVを外して借り放題サービスだけで500円くらいで提供してくれれば利用するのになと思っております。

 

今回はあくまで普段ネットフリックスやプライムビデオを使っている私の見解なので、みなさんのお住いの環境によってはとても便利かもしれません。

30日間は完全に無料でお試しできますし、契約から解約までセルフレジで全てできるので気になった方はまずは気軽に試してみることをオススメします。